簿記検定試験とは

検定とは「検定試験」の略称であり、「個人の技能や知識について検査することで、特定の資格を与えるか否かを決定するための試験」のことです。
つまり簿記検定とは、その内容に基づいて正確に表記すれば、「金銭取引帳簿記入整理法技能検査決定資格試験」ということになります。

簿記検定試験とは

簿記検定試験には、
・日商（日本商工会議所主催）と、
・全商（全国商業高等学校協会主催）と、
・全経（全国経理学校協会主催）
の３種類があります。

このうち最も権威のある検定試験は日商検定検定試験（日本商工会議所主催）と言われ、１級合格者には税理士試験の受験資格も与えられます（現在では全経上級合格者も同様です）。簿記検定試験は簿記の能力がどれくらいあるかを公的な団体が証明してくれるものです。

数年前から日商簿記検定の出題傾向は難易度を上げていましたが、２０００年の会計基準の変更以降は加速度的に難しくなってきています。特に３級や２級の問題は過去試験問題の修正レベルではなく、どんどん新しい形式での出題がされているので、パターンに頼った学習ではなく、「なぜ、このような処理をするのか」といった理由についても理解しながら学習しないと、これからの試験では合格することは難しくなるでしょう。

簿記検定試験の魅力

簿記検定には取得にあたっての年齢や経験による制限、講習への参加や登録申請などの義務が一切ありません。受験手続が簡単で受験料もそんなに掛かりませんし、試験場も全国に分散されいますから、遠くまで足を運ぶ必要がありません。誰でも好きな時間に好きな方法で勉強して好きな級の試験を何度でも受験することができます。また、すでに経理業務に従事している人の場合、取得しているものよりさらに上級の簿記検定に合格することは、給与アップや昇進を実現するための確実な布石となります。

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